2018年6月19日火曜日

2018年06月19日 東京都大田区議会 押見隆太 松本洋之 岡高志 山崎勝広

平成30年 6月  総務財政委員会-06月19日-01号

○伊佐治 委員長

では次に、30第18号 庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金の自粛を求める陳情の審査に入ります。

本陳情に関する質疑は前回行っておりますので、本日はよろしいですね。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○伊佐治 委員長

それでは、各会派から、本陳情の取扱いにつきまして、お伺いをいたします。

発言は、大会派から順次お願いいたします。

それでは、自民お願いいたします。

◆押見 委員

30第18号 庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金の自粛を求める陳情につきまして、大田区でも政党機関紙の勧誘・配達・集金が執務室内で行われているといった状況が実際にあるのであれば、区民にとって個人情報保護の観点から、大きな不安を覚える行為であると考えます。

本陳情については、委員会審議の中でも、理事者から実態の把握について今後どのような対応が考えられるか検討を行う旨の答弁もあったことから、まずは実態把握に必要な対応をお願いしたいと考えます。

私ども自民党としましても、自民党機関紙でこのようなことが行われていないか実態調査をしていく必要もあるため、本日は継続を主張いたします。

○伊佐治 委員長

次に、公明お願いいたします。

◆松本 委員

大田区議会公明党は、30第18号 庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金の自粛を求める陳情について継続を求めます。

庁舎内で政党機関紙の配達・集金・勧誘が行われ、庁舎管理や地方公務員法の観点から問題があるとするならば即刻、是正すべきと考えます。

まずは、実態調査をしていただき、実態の把握に努めていただきたいと思います。

また、陳情書にあるとおり、政党の区議から機関紙購読の勧誘を受けた場合、職員としては断りにくく、パワハラの温床となるために、各議員が心して自粛すべきということを申し述べておきます。

○伊佐治 委員長

次に、共産お願いいたします。

◆荒尾 委員

30第18号 庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金の自粛を求める陳情は、まず、庁舎管理の問題として出されていますが、区政の問題とは全く関係のない内容です。

どの政党の機関紙であろうと、政党機関紙を広範に区民に勧めることが、憲法で保障する正当な政治活動であります。

政党に所属する議員や党員が、自治体の幹部職員や一般職員に政党機関紙の購読を働きかけ、配達・集金をする活動は、憲法で保障されております。

購読する職員にとっては、個人の思想・信条の自由、内心の自由の問題であります。これを制限することは許されません。

また、庁舎管理について不都合の意見が出ていないという答弁もありました。よって、不採択としたいところですが、継続を求めます。

○伊佐治委員長

続いて、無印お願いいたします。

◆岡 委員

我々、たちあがれ・維新・無印の会は、本件30第18号 庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金の自粛を求める陳情について採択を求めます。

採択を求める立場から意見を述べさせていただきます。

区役所職員が政党機関紙を購読する自由は、表現の自由として侵害されるものではありません。また、購読しないことも、表現の自由として侵害されるものではありません。よって、政党機関紙を強制購入されるようなことはあってはならないと思います。

一方で、昨日も話題になりました、行政のほうで調査しようではないか、そういったこともありましたけれども、調査も検討したいということありましたけれども、一方で購読しているかどうかの事実を明らかにすることも適切ではないので、行政による調査も消極的であるべきだと思います。

また、庁舎管理規則に反して執務室内へ立ち入って政党機関紙の勧誘・配達・集金の対応がなされることはあってはならないことです。執務室内で強制的にこのような対応があるようでは、区役所の職員が安心して働ける環境とは到底思えません。

陳情者の主張されるような、庁舎内での職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金の自粛、これを強く求めます。

○伊佐治 委員長

続いて、民主お願いいたします。

◆山崎 委員

おおた国民民主党は、30第18号、本日のところは継続を主張させていただきます。

陳情者が例に挙げている川崎市でも、この庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金が行われている事例が明らかになっており、規制が、網をかける方針、具体的な措置を検討している自治体の動きも報道されております。

先ほど来お話があるように、大田区においても、まずは実態の調査を行い、ぜひ必要に応じた対応を行ってもらいたいと思います。

○伊佐治 委員長

それでは、継続及び採決、それぞれ意見が分かれましたので、お諮りいたします。本件につきまして、継続することに賛成の方は挙手をお願いいたします。

(賛成者挙手)

○伊佐治 委員長

賛成者多数であります。よって、30第18号は継続審査と決定いたしました。

(略)