2018年3月6日火曜日

2018年03月06日 神奈川県藤沢市議会 塚本昌紀

平成30年 2月 予算等特別委員会-03月06日-02号

◆塚本昌紀 委員

それでは、先日の総務常任委員会に提出をされました陳情、庁舎内の職員さんへの政党機関紙の勧誘、配達、集金の件ですけれども、議会のほうでは、僅差ではありましたけれども、趣旨了承という結果になりました。そういう意味においては、その趣旨を踏まえて、当局側も何らかの取り組みはやっていただきたいなという思いがあるんですけれども、そういうところから、まずはいわゆる庁舎管理の観点から、もう一点は、職員さんの執務衛生上の問題、この両面からそれぞれお答えいただければなというふうに思います。

◎鈴木 財務部参事

それではまず、庁舎管理の関係の方からお答えをさせていただきます。先日の総務常任委員会でもお答えしたのですが、庁舎管理規則で定義しているのは、施設の秩序を乱す、あるいは施設を破壊するとか傷をつけるとか、そういうものの不特定多数の者の行為を庁舎管理規則で規定するものでありまして、この前の陳情にありました内容については、庁舎管理規則の範囲外と考えていますので、今のところはそういう認識でいるところでございます。

◎福室 職員課主幹

職員の精神衛生面といいますか、ハラスメントということになるかと思うんですけれども、そのことにつきまして、相談がありましたら、衛生管理担当のほうでそういった窓口は設けておりますので、お受けしたいと思っております。

◆塚本昌紀 委員

それは、この前の常任委員会のときの答弁と何ら変わっていないわけなんですけれども、陳情が趣旨了承されておりますので、そこら辺は議会の陳情が決まったということに関して、やっぱり趣旨を踏まえた何らかの取り組みを進めていく必要があるのではないかなというふうに思うんです。

要は、先ほど管理基準の中で、今の管理の中ではとおっしゃっていましたですけれども、一般的に執務時間中に配達があったりだとか、それから集金だとか勧誘があるということは、では、そうすると、それは問題ないということになるんですか。その点、いかがでしょうか。

◎鈴木 財務部参事

一般的といいますか、現在の機関紙のカウンターでのお渡しとか、そういうものについては、規則とかそういうものの入るほどの幅ではないというような認識でおります。

◆塚本昌紀 委員

いわゆる一般的に見て職員さんの衛生上の問題ね。ハラスメント等に対する相談窓口はあるけれども、相談にいつでも来てくださいよということなんだけれども、いわゆる相談するほどのことではないかもしれないけれども、仕方ないなというような状況で消化されている部分があるんではないかなということなんですよ。

何が言いたいかというと、そこが1対1の契約行為なので、当事者同士の問題だということですけれども、一般的に市場原理が働くのであれば、管理職が500人ぐらいいる中で、7割、8割の方が特定の政党機関紙をとっているという状況なんかは一般市場原理ではないですよ。民間の例えば500人ぐらい管理職がいる企業で、果たしてそんなに特定の政党機関紙が読まれているんでしょうか。そこが客観的に見て異常とは言わないけれども、普通ではないなというふうに捉えるべきなんじゃないんですか。それは私も、全部じゃないけれども、それぞれの職員さんにお尋ねしてみたところ、おつき合いがあるからだとか、議員と職員という立場では断りづらいとか、そういう声がちらほら聞こえてくるわけですよ。

ですから、前回、副市長のほうも、これは個人の問題だというふうにおっしゃられましたけれども、私は、あの答弁を聞いたとき、非常に冷たい答弁だなというふうに正直感じました。例えば自分がある企業の役員なり、それなりの管理職にいて、部下が断り切れない状況の中で月3,000円もこのような負担を強いられているという状況があったら、それはちゃんと聞いてあげるべきだと思うし、そして断わりたいんだったら断れるような雰囲気というか、そういうものをつくっていって上げるということが、いわゆる管理者としての責任なんだろうなというふうには思うんですけれども、その点のお考えをお聞かせいただきたいと思います。

◎黒岩 総務部長

先日の委員会では、陳情に3点ほど陳情理由といいますか、陳情項目があったかと思います。その際、市側の意見を委員会の中では述べさせていただいたかと思っておりますが、委員会の御結論として趣旨了承ということでございますから、その結果をもって、まず市当局側としましては、その趣旨了承の結果を議会からいただきまして、趣旨了承になった経過を踏まえて、しかるべき対応をとらせていただきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。