2002年12月4日水曜日

2002年12月04日 神奈川県川崎市議会 平子瀧夫

平成14年 第4回定例会-12月04日-03号

◆43番(平子瀧夫)

(略)

共産党の機関紙の赤旗の購読に関連して,ちょっとこれは市長に1点伺いたいんですが,聞くところによりますと,病院内とは違いまして,市役所内で主査以上の職員に対して,職員が昇格すると,共産党の市会議員が赤旗の購読を直接に働きかけているという情報を聞いています。市の職員からは,市会議員からの直接の働きかけであって,圧力を感じて,自分の意思に反しているけれども,断り切れないでやむなく購読しているという声が寄せられているんです。時には面識のない議員からも働きかけがあって,こうした行為は議員としての地位を不当に利用した理事者側に対する圧力と思いますけれども,そうした事実について,市長は御存じでしょうか。その実態についてどう把握しているか。これは参考までに申し上げますが,ことし3月の都議会予算委員会の席上でも同じ指摘がありました。都議会では,共産党議員が所属する委員会の所管の理事者に購読を依頼してくる。理事者側は議員に頼まれるとどうしても断れない。一度購読をすると退職まで断れない,給料もカットされている中で,できればいっときも早くやめたいという,そうしたやりとりが都議会でもされました。この点について,市長いかがでしょうか。以上です。

○副議長(菅原敬子)

市長。

◎市長(阿部孝夫)

(略)

それから,最後にお話がございました市役所の中で市職員に赤旗の購読について勧誘が行われていて,嫌々ながら職員が購読しているという話でございました。薄々はそういうことは感じておりましたけれども,その辺の実態が果たしてどういうことなのか,まだ十分に把握しておりませんでした。そのような政治的な機関紙の勧誘を,議員が市役所の職員に対して圧力のような形で行っているというのは,常識的には信じられないことでございます。市の職員が個人の思想,信条に基づいて自発的に機関紙を購読しているということならばともかく,議員の地位にある者が市職員に対して勧誘の圧力をかけて,市職員が断り切れないということで購読しているということであれば,極めて重大な問題でございますので,きちんと調査をした上で適正な対応を行ってまいりたい。しかも早急にそれは実施していきたいと思っております。以上でございます。