2013年6月25日火曜日

2013年06月25日 神奈川県逗子市議会 君島雄一郎

逗子市  平成25年  6月 定例会(第2回)  06月25日-03号

◆16番(君島雄一郎君)

(略)

通告四つ目の質問は、庁舎管理の在り方についてです。

私は昨年9月の第3回定例会一般質問で、日本共産党の機関紙赤旗日曜版が毎週末、つまり庁舎閉庁時に何者かの手によって庁舎内の職員の机の上に配付されていた事件の実態を明らかにすると共に、まずはずさんな庁舎管理を改めることを求めました。その後の私たちの調査で、それまで庁舎閉庁時に配付されていた赤旗日曜版が、平日である木曜日の昼間なのに配付されるようになり、職員の間から何が日曜版だとの声が上がっていることが明らかになっています。

特定の政治思想に基づき作成されたチラシ等のビラ配布による事件は、これまで何度か司法で判断が示されています。有名なものとして、ビラ配布を目的として、官舎内に立ち入った者が住居侵入罪の容疑で逮捕起訴された立川反戦ビラ配布事件、そして、マンションの個別ドアポストにビラを配布した者が住居侵入罪により拘留起訴された葛飾政党ビラ配布事件です。

この2件は、平成20年、21年に有罪が確定しており、最高裁判例として知られています。ただ、これまでの判例を調べたところ、地方自治体の庁舎に何者かが無断で侵入し、ビラ配布を行ったことが事件となったものはありません。

したがって、逗子市の事件も、逗子市庁舎内政党ビラ配布事件と呼び、真相究明を目的とした告発を行うべきと考えますが、市長のお考えをお示しください。

(略)

○議長(塔本正子君)

市長。

〔市長 平井竜一君登壇〕

◎市長(平井竜一君)

(略)

それから、4点目の庁舎管理の在り方という観点でございます。

この間、君島議員からの御指摘を踏まえて、特に土日曜日、閉庁日の対応については、管理上は好ましくないということでの対応をさせていただきました。

今現在、私はどうなっているのかということは、詳細には把握しておりませんけれども、基本的に新聞等々を職員が購読するということに当たっては、一般的には自宅でとって購読されるということが常識の範囲かなというふうに思っておりますので、そうした対応ということをするというのがあるべき姿かなというふうに思っているところでございます。特に事件という形での対応ということは、今のところ考えておりません。

(略)



(略)



◆16番(君島雄一郎君)

(略)

最後に、逗子市庁舎内政党ビラ配布事件について、市長のお考えを私なりに理解すると、引き金は私がいつでも引くことができるんだというふうに思っております。したがって、私としても、引き続き逗子警察署だけではなく、公安調査庁、非常に関心持っています、この件に関して。調査研究を進めてまいりますし、仮に市長が動かない場合は、私単独で神奈川県の告発センターに持ち込むことも念頭に置いておりますので、また状況においてはこういった一般質問の場を通じて、皆様にもお知らせしていきたいと、そのように考えております。

以上で、私の一般質問を終わります。

○議長(塔本正子君)

以上で、君島雄一郎君の一般質問を終わります。8番、岩室君。

◆8番(岩室年治君)

君島議員の一般質問において、我が党の事業活動として発行している新聞赤旗の取り扱いについてですけれども、非常に誤解があるようなので、我が党としては市役所の職員の職務を害するような行為はいたしておりませんし、違法な、特に法律を破るような行為は行っていないことは申し上げておきたいと思います。

また、議長にお願いして、議事運営上お願いしておきたいのは、一般質問というのは個々の議員の権利として保障されるべきものだと考えておりますし、ある一定の言論は許されると思いますけれども、同時に特定の個人、団体への批判は適切に行われるべきものだと考えておりますので、議長におかれましては、議場の秩序を維持して、言論のふさわしい場になるように努めていただきたいということを、この場をかりてお願いしておきたいと思います。