2016年12月8日木曜日

2016年12月08日 大阪府議会 松井一郎(知事)

大阪府  平成28年度会計決算特別委員会  12月08日-07号

◆(宮原威君)

(略)

最後に、決算年度に大阪維新の会に七百七十一万円の大阪府からのみどりのまちづくり事業の補助金をもらっている企業が、四十万円の政治資金パーティー券を購入していたということについて確認をいたしました。この点について知事にお聞きをしたいんですけど、知事は当然それはもう御承知だと思いますが、この政治資金パーティーの利益率は八〇%ですよね。ということは、単純に計算しますと、四十万円分の人数がその会社から参加してたとしても、八割は献金ということになるということだと思いますが、実際に大阪府がその年度に公共事業といいますか、補助金を出しているところから献金を、政治資金パーティーのパーティー券という形ではありながら、事実上いただくというのは、それは道義的には非常にぐあいが悪いことだと思うんですが、実際こういうことが明らかになった今、そのお金を返すというようなつもりはございませんか。

○委員長(坂上敏也君)

宮原委員に申し上げます。委員会に関しては、松井知事は、大阪府知事として委員会に出席していただいておりますので、知事に対しての答弁を求めるようお願いいたします。

◆(宮原威君)

知事は、それはもちろん知事ですよね。しかし、同一の人が代表を兼ねておるわけですから、それを聞くのがあかんと思いませんが、知事はどうされますか。

◎知事(松井一郎君)

これ答えるのはちょっと違うと思いますけど、パーティー券の購入と補助金の交付は何ら関係がありません。問題ないと思っています。道義的な責任、この件について僕は感じていません。道義的な責任のことを言うんなら、議員の身分を利用して役所の中で赤旗を売っている共産党のほうがよっぽど道義的に責任があると思いますよ。そこは横に置いて、この決算委員会で全く決算と関係のないようなことで印象操作でおとしめられるというのは困りますから、答弁しておきますけど、道義的な責任は、我々以上に共産党のほうがあるんじゃないですか。

◆(宮原威君)

少なくとも共産党は、方針として赤旗を普及しようということは、国民の中に普及しようということは、当然政党ですから持っていますが、地位を利用してそれを押しつけると、そういうことについては一切方針として持っておりません。その点は、ぜひ申し上げておきたいと思います。

そういうことを事実に基づいて我々はいろいろ今後も対処するわけで、前の大阪府議会議員の問題でも、我々は、問題が出た直後に自分たちで調べて、ちゃんとその責任も明らかにして辞職をいたしました。そういう点は、我々は我々できっぱりとした態度をそういう問題についても今後ともとるので、知事が道義的責任を感じておられないというのは非常に残念だということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。