1982年6月30日水曜日

1982年06月30日 東京都議会 小林かんじ

昭和57年_第2回定例会(第12号) 本文 1982-06-30

5 ◯九十五番(小林かんじ君)

(略)

次は、ときどきマスコミにも取り上げられ、わが党の議員からも指摘されております、特定政党の機関紙を購読するよう勧誘している教員が後を絶たないと聞いております。特に、選挙の時期となると、電話で特定候補に投票するように依頼しているという指摘が、私のもとにも多くの人から重ねてなされております。担任の教師から勧誘や依頼とあっては、父兄はむげに断るわけにもゆかず、困り果てているのが現状であります。次代を担う児童生徒の教育に従事する教員が、このように一党一派に偏する政治活動を、しかも担任という立場を利用して行うということは、まさにゆゆしき問題であります。何でこのようなことが放置されているのか、実態を明らかにし、いかに対応するのか、はっきりとした教育長の基本姿勢をあわせご答弁をお願いいたします。

(略)



(略)



7 ◯教育長(平山秀親君)

(略)

最後に、機関紙購読の勧誘についてのお尋ねでございますが、ご指摘のような事例があったことはまことに遺憾に存じ、申しわけなく存じます。東京都教育委員会といたしましては、その都度十分調査をいたしまして、所要の措置をとりますとともに、全教員に対しまして、公務員としての自覚に徹するよう注意を喚起してきたところでございます。今後とも公務員としての自覚に徹して、二度とこのようなことが起きないよう指導の徹底を図り、正すべきは正して、都民の信頼にこたえるように努めてまいりたいと存じます。

(略)