2014年6月27日金曜日

2014年06月27日 兵庫県伊丹市議会 共産党議員

平成26年第3回定例会-06月27日-06号

○議長(山内寛)

ただいまから本日の会議を開きます。

初めに、議員の出欠席について申し上げますが、ただいままでの出席者は26人、欠席者は20番 山本恭子議員であります。

(「議長、動議」の声起こる)

上原議員。

◆28番(上原秀樹)

6月16日の佐藤議員の一般質問における発言の一部につきまして、取り消しを求める動議を提出いたします。

(「賛成」の声起こる)

○議長(山内寛)

ただいま上原議員から発言の取り消しを求める動議が提出されました。この動機の提出に賛成の方は挙手願います。

(賛成者挙手)

2人以上の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。

本動議に関し、提出者の説明を求めます。────上原議員。

◆28番(上原秀樹)

(登壇)ただいま議長の発言の許可がありましたので、6月16日の一般質問における佐藤良憲議員の、政党機関紙「しんぶん赤旗」を庁舎内で勧誘、配布、販売することの是非という質問に関し、一部発言の取り消しを求める動議を提出いたします。

発言の中で言及されています伊丹市庁舎管理規則では、第4条において、一般的に物品販売の禁止に関して4つの条件を上げてその行為を禁止しています。この件に関して、一般的な管理規則に関する質問ならまだしも、政党機関紙「しんぶん赤旗」のみを標的として取り上げたことは、日本共産党伊丹市議会議員団3名の議員に対する個人攻撃の質問と受け取らざるを得ません。このような議員に対する攻撃並びに政治活動の自由を制限するような質問を一般質問で取り上げることは、ふさわしくないということを初めに申し上げておきます。

それでは、発言の取り消しの理由並びにその部分を説明いたします。その対象となる部分は、佐藤議員が自身の考えを主張している部分は除き、議会での発言としてふさわしくない部分に限ります。

第1には、佐藤議員が、市の幹部職員における「しんぶん赤旗」購読人数並びに購読の有無と動機を質問した件についてであります。職員が庁舎内でどの政党の機関紙を購読しようが自由であり、一般に新聞の報道は業務にかかわって必要になることもあり得るものです。その場合は、勤務時間中に読むことが業務の一環ともなります。議員は、行政の中立性について言及されましたが、このことは、職員が市民に対して公正・中立の立場で行政に携わることであって、個々の職員がどんな新聞を購読しているか、どんな思想を持っているかは関係ないことであります。

問題は、同議員が、その質問を準備するに当たって職員に対して「しんぶん赤旗」の購読の有無並びにその勧誘の内容を尋ねたと発言されていることについてであります。このことは、職員に対する思想調査と捉えれるものであり、職員に対する心理的圧迫感を与えるものと言わざるを得ません。議員のこの発言は、憲法に明記されている職員の思想、信条の自由を脅かす発言であり、その発言の取り消しを求めるものであります。具体的には、6月23日の議会運営委員会で配付された資料のとおり、職員に聞き取りをしたとされる7カ所であります。

第2には、最後の佐藤議員の発言で、答弁からかけ離れて断定している発言の取り消しを求めるものであります。具体的には、同じく議会運営委員会で配付されました資料のとおり、1カ所であります。

以上、議員各位の御賛同をよろしくお願いを申し上げまして、発言の取り消しを求める動議の提案といたします。

○議長(山内寛)

説明は終わりましたので、この説明に対する質疑に入ります。

質疑のある方はどうぞ。────ございませんか。

それでは質疑を終結して討論に入ります。

御意見のある方はどうぞ。────ございませんか。

それでは討論を終結して表決に入ります。

本動議は、起立による採決を行います。

本動議に賛成の皆さんの起立を求めます。

(賛成者起立)

起立少数であります。

よって、本動議は、否決されました。

では、これより日程に入ります。