2014年2月12日水曜日

2014年02月12日 神奈川県鎌倉市議会 上畠寛弘

平成26年 2月定例会-02月12日-01号

◆16番(上畠寛弘議員)

(略)

昨年から、私が課題として取り上げてまいったことであって、これについては、着地点を見きわめていきたいと思っておりますけれども、新聞、赤旗問題ということについて、これについては、市長初め総務部長、皆様には大変な御苦労をおかけしていることと思います。これは、全国の自治体やこの問題を注視する種々機関もどうなるのかと注意深く見られていると。これをもって、もうけりをつけたいと思います。12月定例会の本会議の私の質問に対して、市長は禁止を検討すると答弁されました。その後、市長のお考え自体は変わりはないということでよろしいですか。

◎松尾崇 市長

12月定例本会議におきまして、私が政治活動をもってこの庁舎内での行為を禁止するものではないというルールではありますが、こうしたルールということも含め、私の思いとしても禁止をしていくということで検討してまいりたいと思うと答弁をしました。

公務の円滑かつ適正な執行の確保という観点から、現在、庁舎内で行われている各種行為について再検討をし、庁舎管理上、適切でないものを禁止していく考えに変わりはありません。

◆16番(上畠寛弘議員)

では、総務部長、市長の方針を受けて、どのような対応を検討されたのかお答えください。

◎廣瀬信 総務部長

公務の円滑かつ適正な執行の確保という観点から、現在、庁舎内で行われている各種行為について再検討いたしました。

その結果、執務室内の秩序のあり方について改善の余地があるとの認識に至っております。今後、情報管理、安全確保をさらに図るために、公務に直接関係ない方々の執務室への出入り及び執務室内での物品の販売行為を許可しない方向で検討しております。時期については、平成26年度からと考えております。

◆16番(上畠寛弘議員)

庁舎内の行為を制限するということになるとは思うんですけれども、ここで議員の政治活動の制限にもかかってくるやもしれない、しかし、庁舎管理の権限は市長にあるということで、これを庁舎内の、今おっしゃられた行為を制限すること、これは憲法違反には該当しないということでよいのでしょうか。総務部長、お答えください。

◎廣瀬信 総務部長

議員おっしゃっているのが、憲法19条ということでよろしいんでございましょうか。全てにということでしょうか。

現在、許可しております物品の販売、政党機関紙については、正式に許可しておりますので、含めました物品の販売を執務室内で行うということを制限したといたしましても、あくまでも公の執務室内という限定した場所での行為を管理権限により制限するものでありまして、違法、不当の問題は生じないと考えております。

◆16番(上畠寛弘議員)

私自身も職員の自由意思はきちんと尊重していきたいと考えていますので、決して、何度も言いますが、読むなと言っているわけではありません。読みたければ、自分でインターネットとかでも、今、注文できますから、それでいいのではないかと思っています。

12月定例会の本会議の質問において、9月定例会本会議の質問以降、2団体から庁内行為許可申請があったと伺っております。まだ、許可済みではない案件があると聞いておりますけれども、その許可済みではない案件についてはどうされるのか、また新年度以降はどうするのかお答えください。

◎廣瀬信 総務部長

2団体ございまして、1団体については、10月8日付で既に許可しておりました。12月4日に申請があったものにつきましては、現在まだ方針を、ただいま申し上げましたように検討中でございますので、審査中でございます。

ただし、今年度は他の案件と同じように、今年度のルールで許可していく予定になろうかと考えております。新年度からは、執務室内での物品の販売ということで許可しない、そういう予定でございます。