2009年6月26日金曜日

2009年06月26日 千葉県習志野市議会 平川博文

習志野市  平成21年  6月 定例会(第2回)  06月26日-08号

◆15番(平川博文君)

この政党助成金制度の廃止を求める意見書の提出者にお尋ねします。

まあ、政党助成金制度については、時代に合わせて絶えず検証していかなければならない性格のものではございますが、提案者の言うように、これを廃止するということになりますと、やっぱり国会議員はお金かかりますから、もしこういった公的支援がないとですね、資金力のある人や地盤のある人しかですね、国会には行けないということになりかねませんけど、いかがでしょうか。

○議長(浅川邦雄君)

ただいまの質疑に対し、提出者の答弁を求めます。30番馬場信韶議員。

◆30番(馬場信韶君)

お答えいたします。政党助成金というのは、もともとはなかったものです。細川内閣のときに、御承知のとおり、細川内閣の前段はですね、いわゆる金丸金脈事件として政治腐敗が企業献金によって、実にひどい状態に立ち至ったんですね。これを何とかしなければいけないということで、細川内閣のときに企業献金は禁止しなければならないが、金が必要だから、税金を使おうじゃないかっていって政党助成金という制度を改めてつくったんです。これが1994年。それからの合計額が、提案でも申し上げましたとおり、何と4,720億円にも上っている。

で、この政党助成金というのは現在どういうような状態になっているかと。政党名は申し上げませんが、ある政党はその8割を政党助成金で賄っているっていう政党がある。また、ある政党は6割は政党助成金で賄っているという政党もある。まさに税金でですね、政党が運営されているという事態が現在、大変問題ではないかと言われているわけです。

で、もともと政党というのは、提案理由でも申し上げましたように、思想・信条に基づく自発的な結社です。その財政は、汗を流して、党費と支持者の個人献金で賄う性質のものであります。日本共産党はそれを立派にやっている。

〔「やればできるんだって」、「すばらしい」と呼ぶ者あり〕

◆30番(馬場信韶君)

やればできるんです。それをやらないところにですね、政党の財政的な退廃が起こったりするのではないでしょうか。

〔「やればできるんだってよ」と呼ぶ者あり〕

◆30番(馬場信韶君)

そのとおり、やればできるんです。

○議長(浅川邦雄君)

15番平川博文議員。

◆15番(平川博文君)

いやあ、やればできるっていうそれはそれでね、結構でしょうけど、お尋ねしているのは、こういう制度をなくすとですね、資金力のある人しか出られないんじゃないか、あるいは地盤のある人しか出られないんじゃないか、そういうことを聞いているわけですよ。

○議長(浅川邦雄君)

答弁を求めます。30番馬場信韶議員。

◆30番(馬場信韶君)

だから、最後に言ったでしょ。その気があればできるんです。汗を流して、お金は集めなければいけないんです。それが政党の政党たるゆえんです。以上です。

○議長(浅川邦雄君)

15番平川博文議員。

◆15番(平川博文君)

私はね、日本共産党の皆さんが熱心にね、赤旗新聞をね、売っているお姿はよく見ていますよ。だけど、そういったものをね、公務員の皆さんが買ってるとしたらですよ、やっぱりね、そういう、いわゆる集金のあり方というものをまず改めてからですね、こういった提案をしていただきたいと思いますよ。今不景気ですから。私もね、今までは一般紙2紙とってましたけど、やっぱり2紙は一月ねえ、それなりの値段かかりますから、1紙だけにしてます。公務員の皆さんも自宅に帰れば、それぞれ一般紙をとってると思いますが、それプラスアルファでね、やはり購読を望んでお買いになっているんでしょうけれども、ぜひ、やはり政治にはコストがかかるわけですから、民主主義には必要なコストがかかるわけですから、それも十分お考えになっていただきたいと思いますよ。以上です。